2015年06月08日

第4章 テクニカル分析実践:テクニカル指標まとめ

■テクニカル指標まとめ

 

ここまで各種テクニカル指標やチャートパターンに関して、その見方や考え方、使い方などを紹介してきました。テクニカル指標やパターンをトレードルールに活用するためには、大きく分けて3つの考え方があります。

1.「環境認識」のルールとして活用し、自分のトレードに有利な環境を選ぶ
2.損切りポイントの決定やサイズ計算など「資金管理」のルールとして活用する
3.具体的なエントリー&エグジットのポイントを決める「売買」のルールとして活用する

という3つです。

 

これら3つの考え方を活かすために大切なことは、自分が「トレンドにのる順張り(トレンドフォロー)」で利益を上げるのか、それとも「転換を想定した逆張り」で利益を上げるのかを明確に決めておくということです。多くのテクニカル指標はその数値や捉え方を使い分けることによって、「トレンドの継続の継続を想定する見方」と「トレンドの転換を想定する見方」の両方を持っています。

 

このことは、テクニカル指標やパターンは使い方や見方によって全く意味が違ってくることを意味しています。その点を多くの個人投資家は誤解しており、全てのテクニカル指標やパターンに画一的な見方や捉え方、あるいは「ここを見れば儲かる」といったような共通の安易な答えを求めています。

 

テクニカル分析とは、あなたが何のためにそれを使うのかという目的や意思を明確にすることで、初めて有効なツールに変わるのです。その点を勘違いすることなく、自分がどんなトレードを行いたいのか、それはどんなトレードポイントなのかという目的や意思を思い描きながら学び、活用してください。

 

ここまで様々なテクニカル指標が登場し、あなたは少し混乱し、何を使えばいいのか分からないという風に思っているかもしれません。それぞれのテクニカル指標は、その目的を明確にして、それに合った適切な使い方をすることで、いずれもあなたにとって有効な道具(ツール)へと変わりますので、まずは興味が湧いたテクニカル指標を、あなたがいつも見ているチャートに表示して、色々と確認を繰り返してみてください。そんな些細な行動から、あなたに合ったテクニカル指標が見つかり、ルールの組み立てが始まります。

 

テクニカル指標やチャートパターンをトレードルールとして活用する際にも、その指標やパターンが、投資家のどのような心理や行動から形成されているのか、そして自分はその指標やパターンの傾向から、何を目的としてルールとして活用していくのかという一段深い考察を行うことで、より有効で実践的なルールの構築が可能になります。それにより、あなたは1歩も2歩も利益へと近づくことになるでしょう。

 

多くの個人投資家はテクニカル指標やパターンを浅い理解のまま安易に利用するため、例え利益を上げることができたとしても、それが一時的なものに留まってしまい、長く使いこなすだけの投資力を身に付けることができません。これは本当に残念な事実として、現実の投資の世界でいつも見られる現象です。そうではなく、自分の明確な目的と意思を持ち、テクニカル指標やチャートパターンを深い部分まで理解して、自分のトレードルールの一部として、長く利益を上げ続けていく力を身に着けてください。

 

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(ライター:104m)