2015年06月30日

第5章 資金管理を身につける 全ての投資の土台は資金管理にある :確実な損失管理の第1歩

■確実な損失管理の第1歩

それでは、実際にどのように損失を管理していくのかを紹介します。まず、最も単純なことを確認し、実践していきましょう。例えばあなたが100万円の投資資金を用意して、米ドル/円を79円で1万通貨買ったとします。この米ドル/円1万通貨の買い注文が成立し、あなたの取引口座に反映された時点で、この買いポジションに対して78円の逆指値(ストップロス)で売り注文を無期限で入れてみてください。こうすることであなたは、取引会社のコンピューターのエラーか巨大なスリッページが発生しない限り、米ドル/円の価格が78円に下落した時点でこのトレードを終え、損失を確定することになります。

 

この時の損失=(売り値-買い値)×通貨数=(78-79)×10,000=-1万円。つまりあなたの損失は1万円に限定され、この1万円という損失は投資資金100万円に対する1%ですので、例え損失を確定したとしても、その後も健全に投資を続けていくことができるでしょう。個人投資家が最初に行う損失管理の方法とは、「自分が保有している全てのポジションに関して、すぐに必ず無期限の逆指値(ストップロス)注文を入れる」というものです。

 

おそらくあなたはこれまでの投資において「損切りは大切なので、損失が拡大してきたらしっかりと考え、損切りを行うぞ」と思いながらも、その注文までは設定していなかったと思います。それを繰り返す限り、いざ損切りを行わなければならない時に、「今回は大丈夫だろう」とか、「もう少し頑張ってみよう」という風に、ずるずると損切りを先送りし、気づいてみると大変な大きさの損失を抱えていたという事態に陥ってきたはずです。これもまた、全ての投資初心者が経験することなのです。

 

損失管理を厳格に行うことで、自分の投資資金を安全に保ち、健全に安心して投資を行うと決めたのでしたら、今後は全てのエントリーが約定した時点で、必ず損切り注文も入れるようにしてください。それが具体的な損失管理の最初の実践です。

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(ライター:104m)