2015年06月15日

第5章 資金管理を身に付ける 全ての投資の土台は資金管理にある

第5章 資金管理を身に付ける 全ての投資の土台は資金管理にある

■あなたの資金を増やすために

あなたはこれからFXトレードを行うことで、資金を増やしていこうと思っていますよね。当たり前の話ですが、資金を増やしていこうと思うのであれば、資金が減ってしまっては元も子もありません。つまり、資金を増やしていくためには利益を上げることばかりではなく、損失を少なくするということも同時に考えておかなければならないのです。
実のところ、損失を少なくすることも考えなければならないなどという甘いものではなく、投資を行うにあたっては、とにかく厳密に、損失の管理を行うことが第一に必要なのです。
ここで簡単な例を挙げて考えてみましょう。あなたが資金100万円で投資を始めて、資金の20%、すなわち20万円を損してしまったとします。この時の残りの資金は80万円です。あなたはこの時点で何を考えるでしょうか。初めてこのようなケースに遭遇する個人投資家の全ては、「80万円を元の100万円に戻したい」と考えます。80万円の資金を100万円に戻すためには20万円の利益が必要です。さて、ここで問題なのですが、この時の20万円の利益は、元金である80万円に対して、何%のリターンとなるでしょうか。答えは、25%のリターンです。

 

初めに20%の資金を失ってしまい、その後で25%のリターンを上げて資金を元の状態まで戻す。このようなことが簡単にできるわけはありません。ここで挙げた数字のギャップは、失う損失の比率が大きければ大きいほどかい離していきますので、達成が難しくなります。逆に言えば、小さい比率の損失であればあるほど、復活の可能性も高くなるのです。

 

個人投資家は利益を上げることばかり考えており、「どう損失に対処するのか」「損失をどうコントロールするのか」ということを全く考えていません。そして人間心理の観点から言えば、利益を上げている時の投資家心理は極めて健全であるのに対し、損失を被っている時の投資家心理は異常ともいえるほど不安と恐怖に傾きます。前もってそのような心の準備ができていない状況で大きな損失に直面すれば、遠からずその投資家はほとんどの資金を失い、市場から消えていってしまうのです。こうして市場の8割の投資家が損をします。

 

はっきり申し上げます。個人投資家が利益を上げられない最大の理由とは、資金管理ができていないからなのです。この本では、主にFXトレードにおけるルール作りに有効なテクニカル分析の手法を伝えてきましたが、そのテクニカル分析を使ったトレードルールも、資金管理や損失管理があって初めて有効に機能し、利益に結びついていきます。そういう意味から、この章では、投資において最も大切な資金管理について紹介していきます。

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(ライター:104m)