2015年02月02日
投資家プロフィール
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50代女性
投資スタイル:慎重派
趣味はゴルフ。利益が出たら、ゴルフに使いたい。
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投資信託で損をして本格的に投資について学び始めた
もともと投資信託の商品をたくさん持っていましたが、2009年、リーマンショックの影響でかなり損を出しました。運用報告書が1年に1度で送られてくるのですが、それをチェックして、かなりびっくりしました。
このままではまずいなと思い、投資の学校に参加してみることにしたんです。そこで学ぶうちに、「何のために保険を購入するのか」「何のために投資をするのか」を分かっていなかったことに気づきました。ファイナンシャルプランナーの力を借りて自分の保険や年金について見直してみた結果、少し自由に使えるお金が出てきました。
それを元に何か投資が出来たらいいなと思っていたところ、ダイレクト出版(株)の松下誠さんのレポートを見て、興味を持ちました。今まで投資のイメージは「恐いもの」「分からないもの」というものでしたが、これだったらもしかしたら大丈夫なのかなと思えたので、正式にレポートを申し込んでみました。
松下さんのレポートでは、「損切りの考え」をポイントにしていました。あらかじめ、自分で損切りするポイントを予定しておいて、大きな損をする前にやめる。小さい損に抑えられることに安心できたので、注文の方法など全然分からなかったものの、レポートを見ながら一からやってみようと思ったのです。
最初の取引は、運が良いことに含み益が出ました。そこでいい気になってしまい、3~4つの銘柄を購入しました。ところが、ある日突然、すべての銘柄が損切りになってしまったんです。
そのときに気づいたのが、利食いの大切さです。いつ利益を確定させるのか、その考え方が大事だと気づいてから、レポートやメルマガを一生懸命閲覧し、勉強しました。だんだんと利食いのやり方が身についてくると、ようやく少しずつ利益が出るようになってきました。
簡単な観察日記をつけ、「考える」ことが大切
サイクルが短いものと長いものを組み合わせて投資しています。同じサイクルばかりだと、同じ流れになってしまうからです。短いものは1カ月以内で結果が出て、長いものでも6カ月以内で結果が出るようにしています。
投資に関する日記を毎日つけた方がいいことは分かっているのですが、そこまでの時間はありません。なので、自分の銘柄をチェックする程度の観察日記という形で、今日は●●をトレードしたなどを記しています。レポートが届いたら、まずは1週間の予定表を書きます。この値段になったらこの銘柄を買うとか、損切りの計算もしておきます。最初に何をするべきかを、すべて想定しておくんです。あとは毎日、どのような状態かを確認し、行ったことを短く記録していきます。日記をもとに売買を実施しているので、何となく買ってしまったということはなくなりました。
観察日記をつけることは、今までと全然違う結果を生みます。知らないことをやっていて、自分が何しているのかも分かっていない、経過の記録もない、目標もない状態が解消されるからです。自分のやっていることを理解しながら、投資を進められます。今は、すべての行動に自分の中でしっかりと根拠を作っています。「考える」というステップを踏んでいるか否かが、勝てる投資家と負ける投資家の違いになると思います。
基本的に、レポートを参考にしているので、とても重宝しています。投資関連の書籍は買ってはみたものの、難しくて最後まで読みきれないものばかりでした。ただ、『ラリー・ウィリアムズの短期売買法』だけはコラムなどもあって分かりやすく書かれており、参考にしました。
投資は自分を成長させてくれるもの
投資を学んでみて、いろいろな意味で成長していると思っています。昔はニュースを見ていても、日経平均がいくらとか為替がいくらとか、自分と何の関係があるのだろうと思っていました。今は分かりますよね。ニューヨーク市場ですごく下げたら、何かがあったのかなとか。株などを購入することで、自分が持っている銘柄の話題が出たら興味が生まれるはずです。今は、もしその銘柄のニュースがあったら、必死に読みますよね。
そういったことから、投資は「自分を成長させてくれるもの、楽しい、うれしいもの」です。成長して利益が出せるようになったら、投資を続けるかどうかを考えたいと思っています。漠然と考えているのは、おばあちゃんになったときにパソコンをかしゃかしゃ打って格好良く注文できたらいいなと。
初心者は焦らずに自分のペースで学んでほしい
私の場合を振り返ってみると、学んだことを自分で理解してシミュレーションしてみて、実際に売買しなきゃと焦って冷や汗かきながらやる感じでした。今思うと、焦る必要はまったくないんです。最初は、自分のペースできちんと試した方がいい。勝率とか利益率とか、計算できるものはしっかり試してから、判断をするのがいいと思います。
シミュレーションすることで実践では焦らなくなるし、投資しようとする物が何かを理解できていれば、自分がやるべきことが理解できます。それをやってからが、焦っていいときだと思います。
相場がいい時に始めても、知識がなければ失敗してしまうと思います。自分の状態がいい時に始める方がいいと思います。自分の準備を整えて、始めることが大事だと思います。