2015年10月20日

10月16日のニュース:ユーロ 2ヵ月ぶり高値

日本経済新聞2015年10月16日17面記事より
ユーロ 2ヵ月ぶり高値圏
対ドル 欧州株安受け買い戻し

 

外国為替市場でユーロが上昇基調を強め、対ドルで2ヵ月弱ぶり高値圏に浮上している。ユーロ圏の景気減速懸念から投資家がリスク回避志向を強め、これまでの株買い・ユーロ売りの持ち高を巻き戻しているためだ。市場参加者は慎重姿勢を崩しておらず、当面はユーロ安基調に戻らないとの見方が増えている。

(日本経済新聞より)

記事の中に、『これまでは欧州中央銀行(ECB)による金融緩和に伴い、ユーロ売りと域内の株買いが同時に進んできた。しかし9月下旬以降は景気減速懸念が強まり、株売りをきっかけにユーロが買い戻される「リスク回避のユーロ買い」が続いている。』とあります。

 

DAX 日足チャート 2015年10月16日
151016DAX

ユーロ/米ドル 日足チャート 2015年10月16日
151016ユーロ米ドル

ひとつの例として、ドイツの株価指数DAXとユーロ/米ドルの日足チャートを上記に掲載し、それぞれの動きを比較してみます。ユーロの動きとしてのユーロ/米ドルは3月13日に直近の最安値を形成し、その後は徐々に安値を切り上げ、8/24に直近の高値を形成し、現在に至っています。同じ時間帯のDAXの動きを見ると、4/10に直近最高値を形成し、その後高値切り下げによる下落を形成、8/24と9/29にダブルボトムの様な直近安値をつけて現在に至っており、一定の相関があることは想定されます。

 

 

しかし、投資家にとって大切なことは、この記事と価格の動きの相関性の確認により、今後の株式市場とユーロの連動性を決めつけることではなく、ひとつの可能性と考慮に入れておくことです。

 

 

記事の内容を固定観念として受け入れてしまえば、「今後欧州の株式市場が上昇を開始すれば、ユーロが下落する」という先入観を持ってしまい、実際に市場が逆の動きを見せた時には痛手を被る結果になりかねません。欧州の株式市場と通貨ユーロの相関性がどこまで連動するのか、ひとつの興味深いテーマということがいえそうです。

 

チャート出所:Edge Trader インベストメントテクノロジーズ(株)

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(ライター:104m)