2015年10月26日

10月21日のニュース:混沌呼ぶ中国系ファンド

日本経済新聞2015年10月21日2面記事より
混沌呼ぶ中国系ファンド
商品先物や株、大胆な運用で存在感
市場開放なら影響力一段と

 

商品先物や株式市場で中国系のヘッジファンドが知られざるプレーヤーとして台頭している。相場が不安定な値動きを続ける中で中国系ヘッジファンドの存在感が大きくなった。代表格は上海カオスインベストメンツ(上海混沌投資)だ。日本であまり知られてこなかった投資グループの行動が注目されつつある。(日本経済新聞より)

 

記事に紹介のある上海カオスの運用規模は100億元(約2000億円)前後とされ、中国で最大規模のヘッジファンドだそうです。中国全土には私募のファンドが1万3900社存在し、運用規模100億元以上のファンドも62社あり、徐々にその存在感が大きくなっているようです。

中国の金融市場は、未だ閉鎖的なものが多く、これから中国市場が開放され、同時に中国系のファンドが世界で存在感を示し始めると、世界の市場の流動性はさらに厚みを増すことになります。中国は、人口、経済規模だけでなく、運用主体としてもこれからその存在感を大きくしていくことになるでしょう。このことを考えると、「金融は膨張を続ける」ということが、改めて確認できます。

 

しかし中国市場の開放や中国のヘッジファンドの台頭などにより市場や市場参加者が増えたとしても、市場で起こること自体は、決して変わりません。書籍「欲望と幻想の市場」(東洋経済新報社)の中で、伝説の投機王リバモアは「今日相場で起こっていることは、かつて起こったことであり、 将来再び起こるであろうことなのだ。」と言っています。

 

私もこの言葉に大きく賛同するものであり、中国の市場開放や中国系のヘッジファンドの存在感の増加も、相場の流れの中には、特段、何も変化をもたらすことはないのです。何よりも、市場の拡大と市場流動性の増加は、市場参加者にとってプラスであり、またチャンスの増加につながります。今後の中国市場と中国系ファンドの動向に注目するとともに、その中での自分のチャンスを見極められる投資家になりましょう。

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(ライター:104m)