2014年10月02日

10月2日のニュース:「円、110円台定着の見方」

女性弁護士

日本経済新聞2014年10月2日3面より

円、110円台定着の見方 1カ月半で8円安
外国為替市場で円安・ドル高の動きが一段と強まっている。1日の外国為替市場では一時1ドル=110円台と約6年1カ月ぶりの水準まで下落し、下落幅は1カ月半で約8円となった。巨額の貿易赤字など円売り要因が重なり、企業の財務担当者や市場参加者には来年にかけて110円台の円安水準が定着するとの見方が広がっている。
日本経済新聞より

 

米ドル/円市場は8月の下旬に、今年2月以降に形成してきた中期保ち合い相場を上放れ、上記記事にあるように1カ月半で約8円という急なスピードで円安・米ドル高のアップトレンドを形成しました。トレンドは、市場参加者の心理が反映されて形成される一方向性の値動きであり、基本的には継続しやすい傾向を持つことから、110円台定着を考える人が多いのも頷けます。

 

一方で、一方向性に動いた価格は、いつか反転の調整を見せることも相場の常であり、売買に参入する投資家にとって大切なことは、どのくらいの期間を目途として、どのくらいのリスクを許容するかという、目標や目安ということになります。

 

しかし、往々にして、個人投資家のニュースや情報に対する反応としては、「円安傾向を考える識者・アナリストが多いから円を売って、米ドルを買おう」というものであり、この判断では、上記に書いたトレード期間とリスク許容の論点がまるで無視されていることになり、売買そのものがほとんど意味を成さないという結果をもたらします。

 

識者やアナリストの評価・分析には、売買に必要な主要な情報や判断ポイントが欠落していることを前提に、それらのポイントは、投資家自らの判断と決断で補い売買に結び付けるようにしましょう。そうでなければ、せっかくの情報も何ら意味を持たなくなってしまうでしょう。

[`evernote` not found]
このエントリーを Google ブックマーク に追加
[`livedoor` not found]
LINEで送る
Pocket

(ライター:104m)