2016年02月12日

2月3日のニュース:先駆者ガンホー、前記3割減益

日本経済新聞20162311面記事より
スマホゲーム 寒風
先駆者ガンホー、前記3割減益
「パズドラ」減収 痛手

 

国内のスマートフォン(スマホ)向けゲーム市場の成長が鈍ってきた。ガンホー・オンライン・エンターテイメントが2日発表した201512月期の連克業績は純利益が前の期比30%減の434億円だった。主力のゲーム「パズル&ドラゴンズ(パズドラ)」の課金収入が大幅に減ったためだ。成長の果実を分け合う時間は過ぎ、パイの争奪戦が始まった。(日本経済新聞より)

 

ガンホーは、20125月に14円だった株価が1年後の20135月には100倍以上となる1633円まで上昇し、熱狂の急騰相場を演じました(株価は分割修正による修正されています)。当時は、上記記事の中にもある「パズル&ドラゴンズ(パズドラ)」のダウンロード数が1000万ダウンロードを超えるなど、まさしく夢のような株式上昇物語でした。

3765:ガンホー 月足チャート 201628
160208ガンホー月足
 

100倍の株価上昇」という文字に釣られ、この上昇局面で買いを入れた投資家は多いですが、それが今となっては20135月高値から2年半以上下落を続け、最高値からは5分の1以下となっています(201628日終値277円で計算)。つまり、最高値近辺で100万円の投資を行った投資家の資産は、20万円以下に減っているのです。

この事実を確認するだけで、熱狂相場の中で、二匹目のドジョウや、その熱狂が続くことだけを当てにして資金を投じる行為が、いかに根拠に乏しく、もろいものかが分かります。特に今回は、スマートフォン用のゲーム市場という、これまでに存在しなかった市場分野での熱狂であり、この格好の例は、2000年にかけて米国を中心に起こったITバブルとその崩壊です。ITバブル銘柄の1つである光通信の当時の上昇と下落の様子と、ガンホーの上昇と下落の様子を比べれば、大切な何かを学べるはずです。

9435:光通信 月足チャート 19962月~20086
160208光通信月足

 

「夏草や兵どもが夢のあと」

 

いつまでも、過去の上昇に理由もなくしがみつくのではなく、根拠のある買い、そして根拠のある勇気を持った撤退(売り)を身に着けなければ、希望や熱狂だけを頼りに資産が増え続けることはありません。
 

チャート出所:「株の達人」 (株)ストック・データバンク

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(ライター:104m)