2015年10月12日

2015年10月10日のニュース:ひとまず去った嵐

日本経済新聞2015年10月10日18面記事より
ひとまず去った嵐
静かに買う巨大投資家

 

9日の日経平均株価は大幅に反発し、週間では713円(4.0%)高と4週間ぶりの上昇となった。米利上げ懸念が和らぎ、悲観心理の修正が進む。極端に荒い値動きが一服し、巨大な機関投資家も押し目買いに動き始めた。市場にはひとまず安堵感が広がる反面、反発の持続力には懐疑的な見方も残る。(日本経済新聞より)

 

9日は国内株式市場では、225採用銘柄のうち215銘柄が上昇、全面高の様相となり、地合いの変化を感じさせる値動きでした。日経平均株価は9月29日安値から上昇を開始していますが、NYダウ平均株価、S&P500種指数は8月24日から、日経平均株価に先んじて上昇を開始しており、日米両市場の値動きからも投資家の安堵感と、それに対応した買いの力を確認することができます。

 

日経平均株価 日足チャート
151009日経平均株価日足

NYダウ平均株価 日足チャート
151010NYダウ平均株価日足

記事の中には、8月からの相場変動の嵐が去った指標として、変動性指数(VI)の低下も紹介しており、9日の日経平均株価のVIは25.6と8月21日以来の低水準を示し、米国株のVIは節目の20を割っており、市場の安心感が確認される結果となっています。

 

 

この動きに連動するように、巨大な投資家が買いを入れ始めているようで、市場参加者は静かにリスクを取り始めているようです。

 

 

市場の価格は、その市場の需給を決定づけるファンダメンタルズと投資家心理の両方を、様々な度合いによって反映し、動いていきます。もし、投資家の行き過ぎた悲観心理の影響が、今回の新興国を中心とした金融不安や株価下落を形成してきたとすれば、その心理の収まりとともに、価格が安定化することが考えられます。

 

 

市場に参加する投資家は、自分自身が市場に存在するどの要素を評価・判断しリスクを許容するかを決めておく必要があり、それを事前にルールとして決めておけば、この局面下において、リスクを取り始めた巨大な投資家と歩調を合わせるように買い進むことができます。

 

 

市場の価格は、音を立てるように大きく動くこともあれば、音もなく静かに動くこともあり、どちらにも相応のリスクを伴います。リスクは常に存在し続けますので、「自分が許容できるリスク」の見極めこそが、投資のタイミングと利益を握っていることを忘れたくないものです。

 

 

チャート出所:Edge Trader インベストメントテクノロジーズ(株)

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(ライター:104m)