2016年03月10日

3月5日のニュース:米雇用、2月24万人増

日本経済新聞2016年3月5日1面記事より
米雇用、2月24万人増
市場予測大きく上回る

 

米労働省が4日発表した2月の雇用統計(速報値、季節調整済み)では、景気動向を敏感に映す非農業部門の雇用者が24万2千人増えた。増加幅は前月(17万2千人)、市場予測(19万人)とも大きく上回った。ただ賃金の延びは鈍く、米連邦準備理事会(FRB)は海外経済の下振れリスクも警戒しながら、慎重に追加利上げの時期を見極める考えだ。(日本経済新聞より)

 

米国の雇用の伸びが堅調です。2月の雇用者数は、前月および市場予測よりも大幅に上回り、失業率も4.9%と2008年の金融危機前の低水準を維持し、完全雇用に近い状態にあるようです。国内総生産(GDP)の7割を占める個人消費も底堅く、低迷したいた製造業の失速不安が薄れつつあります。

 

一方で、FRBは中国の景気減速などを懸念して、追加利上げの時期を慎重に判断する姿勢を維持しており、株式市場もこれらを素直に好感し上値追いの動きを見せています。2016年に入ってから、原油安や中国の景気減速および新興国の景気不安など、種々の材料の顕在化により一気に市場参加者の心理が悪化する形で、各国の株価の下落につながりましたが、それも各市場で落ち着きを取り戻しており、この環境下において、それを裏付ける雇用の強さが確認され、市場にも素直に伝わることは、市場における好循環と考えられます。今後、日本国内や中国を中心とした新興国にどんな材料が追随し、それを市場がどのように受け止めるのか、この米国の雇用統計の結果を参考に、注目したいものです。

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(ライター:104m)