2015年04月06日

3月31日のニュース:ニトリ16年連続最高益

日本経済新聞2015年3月31日11面記事より
ニトリ16年連続最高益
前期、高機能品で単価上昇

 

ニトリホールディングスが30日発表した2015年2月期連結決算は、純利益が414億円と前の期比8%増えて16年連続で最高になった。寝心地と耐久性にこだわった自社開発マットレス「Nスリープ」など、品質や機能を高めた商品の販売が好調で、客単価の上昇に結びついた。似鳥昭雄社長は会見で、「円安と消費増税は逆風だったが、商品の価格政策がうまくかみ合った。」と話した。(日本経済新聞より)

 

これまで何度か、本コラムにおいて、「企業の株価とは、その企業が将来的に上げる収益を現在価値に換算したもの。」と解説してきました。

 

上記記事の通り、ニトリホールディングスは16年連続で最高益を更新しており、収益を拡大し続けています。そのニトリホールディングスの株価を確認すると、株式分割の修正後に、2002年の上場以来2015年の高値にかけて約9倍に上昇したことが確認できます。まさしく企業の収益の増加とともに株価が上昇してきた好例であり、株式投資家としてはこのような株に出会い、長期保有することこそが1つの目標といえるお手本のような例です。

 

16年前の時点で、現在まで続く16年連続の最高益更新を予想し、2002年の上場時に株式を取得することは難しいことですが、保有している企業の業績がこのようなサイクルに入った時には、株価の推移と収益を正しく評価しながら保有できることは、成功する株式投資家の1つの秘訣といえるお手本と考えてください。

 

またこの収益を支えたのは、他ならぬその企業の絶え間ないイノベーション(革新)の積み重ねであることも、忘れずに心に留めておきましょう。

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(ライター:104m)