2015年06月30日

6月28日のニュース:中国が追加利下げ

日本経済新聞2015年6月28日1面、5面記事より

中国が追加利下げ

0.25%、上海株急落に危機感

中国景気テコ入れ急ぐ

優位規制緩和、基金も創設

成長へ政策総動員

 

中国人民銀行は27日、政策金利である銀行の貸し出しと、預金の基準金利の引き下げを決めた。貸出金利(期間1年)を0.25%下げて4.85%、預金金利(同)も0.25%下げて、2.0%とする。28日から適用する。利下げは5月以来で、昨年11月以降だけで4回目となる。企業の資金調達負担を軽くし、減速する中国景気の下支えを強める。(日本経済新聞より)

 

中国政府が景気の下支え、および株価の急ブレーキへの対策になりふり構わず経済政策を動員しています。これはとりもなおさず景気の減速に歯止めがかからないからであり、当局も相当な危機感を持っていることの裏返しと考えられます。

 

この政策発表前の6月26日の、上海総合株価指数は前日比7.4%安、2週で19%安という急落を見せており、それに促されるように政策を発表した形です。

 

上海証券株価指数 日足チャート 2015年6月26日
150626上海証券指数日足

中国の利下げは、昨秋から4度目、矢継ぎ早に政策を動員することで、この6月までは順調に高値を切り上げてきましたが、さしづめ、その様子は強制的にアクセルを踏み続けながら走る車のようであり、いつか燃料が尽きた時に起こる逆流は、それまでの加速が強かっただけに、反動を伴うことになることが想定されます。

 

 

いまのところ中国当局も、中国市場の個人投資家もそのことには無警戒であり、その点が益々行く末を暗く暗示させます。景気下支えの政策の動員といえば聞こえはいいですが、動員してもなお株価が上昇しなくなった時、あるいは下落に歯止めがかからなくなった時への準備は忘れないようにしましょう。

 

チャート出所:「Edge Trader」 インベストメントテクノロジーズ(株)

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(ライター:104m)