2015年02月09日

第20回 希望と不安:希望と不安のコントロール

階段 はしご 挑戦

投資家は、基本的に感情に振り回されてはいけない。なぜならプラスとマイナス、2つの感情に振り回されてしまえば、その行動は短期的な判断から常に消極的な投資になってしまい、大きな相場の流れに長期的視野で臨むことができなくなるからだ。逆に楽観的すぎるのも問題である。

 

なぜなら、資金を失い続けている現実と、相場に希望を持っている現実は次元が違うからだ。資金が減っている事実を冷静に受け止めながら、未来に向かって対処する必要がある。投資で利益を上げることは、リスクを許容することを意味している。大きなリスクを許容した先により大きい利益の可能性はある。不安な状態にあると、リスクを許容できず、行動も伴わないので儲けることもままならない。投資家は、バランスよく希望と不安をコントロールする必要があるのだ。

 

では、希望と不安はどうコントロールすればよいのだろうか? それは自分の投資に対する知識や理論を習得し、経験や実践を積み、自信を持つことでコントロールできる。資金、勉強、実践の量を増やすという意味だ。逆の言い方をすれば、自分の投資哲学が空っぽの人は、希望と不安をコントロールすることはできない。

 

可能な限り投資を客観視し、冷静に長所と短所を受け入れ、その上で将来的な結果に対する自信を積み重ねていく。投資を進めていく中で、この作業を極めることができれば利益の確率は上がる。また、不安は底なし沼のように思う人がいるかもしれないが、こんな有名な投資家の話がある。その人は数億円の資産を保有しているが、「破産しても命が残れば大丈夫」というスタンスで結果を残した。大きく負けたとき、潔くすべての借り先に破産をする意思を伝えたが、各社で破産回避のために請求を凍結したという話だ。もちろん破産で迷惑を被る人もいるが、自己責任の範疇で、自分の心の中でそこまで許容できるのであれば、精神的にはかなり不安は少なくなるはずだ。

(FX攻略.com2013年12月号掲載)

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(ライター:104m)