2015年05月25日

第35回 継続は力なり:続けているつもりで、続けていない

多くの投資家にとって「続けること」は「難しいこと」と書いたが、3年、5年と投資を続けているのに結果が出ないという人は多い。これはなぜか? 多くの場合、3年、5年という時間の経過があったとしても、その実、同じことを継続せずに、全く違ったことを毎回行っていることが多い。つまり、売買を続けているものの、それぞれの売買は全く違った根拠や手法、ロジックで行われているおり、続けていることにはならない。時間の経過そのものは、決して継続している証にはならない。ムダな時間は、いくら費やしてもゼロのままなのだ。

 

私たちは何のために投資を行なうのか? 本連載2回目に「投資のゴール」と題して、それぞれの目標を決めることが大切だと提言した。投資家の共通のゴールは、利益を上げることであり、それはお金を手に入れることだ。しかし、そのお金の意味や、お金が与えてくれる感情、環境は、人それぞれによって異なり、お金は幸せに続く手段であって目的ではないことを、同じく第1回の「お金とは何か?」で確認した。

 

私たち投資家は、自らのゴールを定めて、それに向かって投資を行なう。そのゴールはあなにとって大切なものであり、簡単に諦めることなどできないはずだ。その強い気持ち、意思を常に確認し続ければ、それはモチベーションへと変わり、継続へとつながる。

 

常に強い気持ちを確認できれば、1つのことを継続できる。しかし、言うは易し、行うは難しで、人はそれほど強くはなれない。常に気持ちを確認するのではなく、投資の行動を、繰り返し行われる習慣に変えれば、継続を手に入れることができ、成功へ近づく。自分の投資、売買を利益が上がる習慣のレベルまで高めるのだ。無理に継続しようとするのではなく、習慣にすることができれば、継続が課題となることはない。

(FX攻略.com 2014年5月号掲載)

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(ライター:104m)